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いつも心は少年時代
特撮やアニメについて、つらつらと独り言や感想を漏らすブログ。 感想は多分不定期じゃないかと。 管理人が覗いたりコメントを確認するのも不定期かと。
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ブラック★ロックシューター8話=最終話「世界を超えて」感想
それでも私は、貴方と繋がる!
マト
痛みと向かい合って、苦しみと向かい合って。
傷ついて、傷つけて、大人になる。
ブラックロックシューター最終話。
痛みの体現者ユウと、痛みを殺す者であるマトの闘いも決着です。

未だ炎の中殴り合うユウとマト。
このアニメが始まった時、というかOVAでストレングスがハブ食らってた時から、まさか彼女がラスボスになるとは思いもよらなかったですが、なかなかどうしていい貫禄。
ラスボス用にリデザインされてもいるんでしょうけどねー。
ゆうのなみだ
「制服切り刻まれて心が刻まれるより、自分が切り刻まれる方がマシだ!」
ユウにとって、悪意のない単なる暴力で有れば、それは現実で受けるどんな痛みより遥かに楽なのでしょう。
赤い瞳から流れる血涙が、今まで彼女がどれほど辛かったのかを物語って居ます。
しかし、それでは何も解決しない。
現実から逃げ続けているだけでは誰もユウを救えない。
ユウ
そしてストレングスは自分自身が消滅する事で、ユウを強制的に虚の世界から切り離す事を決意します。
現実へ引き戻される事に悲鳴を上げるユウ。
しかしその行為が、ユウへ大きな隙を産んでしまい、インセインの攻撃を許してしまいます。
「させない、ユウは!私の友達なんだから!!」
マトが叫ぶと共に、攻撃の手を止めるブラックロックシューター。
すると世界が大きく変貌を遂げ、辺りが急速に景色を変えていきます。
インセイン分離
「傷ついた気分はどう?ブラックロックシューター」
その体を分離させたブラックロックシューター。
「ブラックロックシューター」としての人格を持つインセインと、「マト」の人格を持つブラックロックシューター。
二つの存在が初めて向き合う事になります。
戦おうとするブラックロックシューターと、それを止めようとするマトの心が反発しあった結果、前回ユウが促した「ブラックロックシューターとマトの差別化」が成立し、分離が成功したのでしょう。
しかし、今度立ちはだかるのは誰かの痛みではなく、自分自身の痛みの具現であるブラックロックシューター。
それはある意味、ユウよりも強大な敵としてマトの前に立ちはだかります。
ゆうゆう
「やだよ、どうして?独りぼっちだよ。もう帰れるところなんてないのに」
「マトは私を助けようと、ユウを助けようとしたんだよ」

そしてもう一方、ユウもまた、もう一人の自分であるストレングスと向かい合っていました。
マトにとってユウが在る意味最大の敵であったように、ユウにとってもマトは最大の敵。
マトは「現実にユウを引き戻す存在」であると同時に「現実でもユウを救ってくれるかもしれない」存在だということを、ストレングスは教えてくれます。

そして、そのころマトは同様に、ブラックロックシューターと向かい合いながら叫んでいました。
「傷つきたい、自分でちゃんと!だって、傷つかなけりゃいろんな世界が視れないもん!私は見たい、眼をそむけないで見たい!」
マトの叫びは、このアニメのテーマそのものでもあったでしょう。
数話前から叫び続けてきたマトの主張を、今、自分自身の痛みを請け負ってきたブラックロックシューターへとぶつけます。
「痛みを伴う色だって、全てが見たいもん、自分で知らないうちに治る傷なんて嫌だ!」
今まで自分の痛みを背負わせてきたブラックロックシューターに、初めてマト自身が痛みを背負うと宣言した瞬間。
しかし、言うだけならば容易い事。
あざ笑うかのようにブラックロックシューターは言い放ちます。
「私たちと違い、貴方達の傷は容易には治らない」
ぶらっくたいぶらっく
「誰も傷つけずに、自分だけ傷つきたいだなんて、ずるい」
武器を取って戦おうとしないマトに襲いかかるブラックロックシューター。
マトにとっての弱みである、「誰かを傷つけたくない」という思いを責め、その覚悟がまだ甘いと言う事を指摘します。
自分自身が傷つくだけならばまだ易しい。
本当に人と向き合うためには、傷つけることも覚悟しなければならない。



余談なんですけどこのテーマ、自分の知る限り一番最初にアニメで大々的に主題としてブチ上げたのは「新世紀エヴァンゲリオン」だったかなと思います。
「ヤマアラシのジレンマ」はあのアニメの根幹にあって、シンジが誰かと傷つけあいながら付き合う事に臆病になって、それでも傷ついても良いから、自分以外の他人と触れ合いたい。
そういうふうに覚悟して物語はラストを迎える……っていうのが旧劇場版の概要だったと思うんですけれど。
EVA以来、この感じの「人と人の距離」を扱う作品って増えて行ったような気がするんですけど、今回ブラックロックシューターはド真ん中行っちゃったんですよね。
なんというかセカイ系っていうか、主人公がウジウジ悩んで進んで行く系の作品に付きまとう、エヴァの呪縛をさっぱり振りきれてない気がします。


マトが自分の弱さを自覚した時、「真っ暗で灯りもない崩れかけたこの道」に、光が差し込みます。
「そうだ、私はいろんな色を視るために飛ぶ。飛ぶためには……」
自分の弱さを受け入れて、闘う事を選択したマト。
そして――――――――
ぶらくろ1
ぶらくろ2
ぶらくろ3
ぶらくろ4
カガリが、こはっち先輩が、ヨミが、ユウが、自分の心に痛みを取り戻して行く。
今まで分身が請け負っていた痛みを、確かに自分の物として自覚し、痛みと共に失っていた大切な感情を取り戻して行く。
「私辛かった、ずっと痛かった。でもそれは、マトの事が好きだから」
ヨミのセリフは、マトの言葉と同様にこの作品の象徴となる物でしょう。
辛くても、苦しくても、それは誰かが好きだから。
どうでも良い事なら苦しくなんかならない。どうでも良くないから、辛くなる。
そんなあたり前の事を、今まで感じることすらできなかった。
人と近づくことは傷つくと言う事、それを体現するようにマトとブラックロックシューターは、お互いを撃ちあうことでつながろうとする。
ちゃりおっと
分身たちに感情はない。
けれど、大切な物はある。
祈る様に瞳を閉じるたび、彼女たちのいる世界がマトと繋がっていきます。
「繋がりたい、傷ついても良い、それでも、繋がりたい」
いろいろのいろ
「ブラックロックシューター、私はあなたを傷つける」
ろっくかのん
「傷つけて、傷ついて、それでも私は貴方と繋がる!」

心の色が混ざって産まれた、虹色のロックカノンでブラックロックシューターを撃ち抜くマト。
全ての心の色が混ざって崩壊する虚の世界。
そして、マトとブラックロックシューターの「対話」は終結します。

すとれんぐすとゆう
限界が来て、崩壊していくストレングスの体。
同時に現実に戻って行く事になるユウは、泣きそうな声ですがります。
「現実となんて戦えない、現実の敵は怖すぎる」
「大丈夫、サヤちゃんがいる、マトがいる、きっと、友達が一杯できるよ」
ストレングスはユウに伝えます。
もう、一人で悩む必要はないんだと言う事を。
マトと過ごす日々が、ストレングスに現実の楽しさを教えてくれたからこそ、言える言葉です。
そして、もう一つユウたちに伝えられた事。
それは、彼女たちブラックロックシューターや、ストレングスたちには、感情はなくても、「嫌いな物のために戦っているわけじゃない」ということ。
分身であるストレングスたちも、ユウの味方であると言う事。
全てを伝え終えたストレングスは、力尽き、事切れる瞬間にマトへと話しかけます。
「マト、私たち、ずっとずっと友達だよね」
「あたり前だよ!ユウのばかたれ!」
ストレングスという名前ではなく、「ユウ」という友達の名前を叫ぶマト。
そして―――――――――

ゆうさや3
現実世界へと戻ってきたユウと、泣き崩れるサヤちゃん。
サヤちゃん先生もずっと辛かったでしょうね。
救いの手を差し伸べたくても、ユウは現実から遠い世界にいた。
だから周りを傷つけてでも、あの世界を守るしか無かった。
よみまと
そしてついに再開できた、ヨミとマト。
「あのね、私ね、マトにね、伝えたい事がいっぱいあるの」
「私も痛くなるから、ちゃんと、一緒に痛がろうよ」

すれ違い続けた二人が、やっと正面から向き合ってお互いの気持ちを言いあいました。
彼女たちの物語は、まだまだこれからなのでしょう。

場面は変わって後日。
一緒に登校するヨミ、カガリ、マト。
結局好きな人と付き合う事が出来たこはっち先輩。
そして、改めて転入してきたユウを、笑顔で迎えるマト。
ヨミ、カガリ、マトの三人は、それぞれヨミの作ったミサンガを手に巻いて笑顔で並んでいます。
もちろん、ユウの分もちゃんとありました。
初めてであろう「友達からの贈り物」に、泣きそうなほど綺麗な笑顔を浮かべるユウ。
マトとヨミの物語だと最初は思い込んでいたこの話が、ちゃんとカガリを含めた輪を形作り、そして最後を飾ったのが「ヨミからユウへの贈り物」であると言うのはかなりぐっと来ました。
少々尺が足りない気もしましたが、それでも出した登場人物への「けじめ」というか、それぞれのキャラクターに真摯な姿勢を見せてくれました。
抜けるような青い空の下、幸せそうな少女四人の姿。
バックには、マトの独白が流れます。

この世界には、いろんな色が在る
眩しい色、暖かい色 きらきらの色
汚い色や、寂しい色や、悲しい色
素敵な色ばかりじゃないけど、それでも、この世界はやっぱり綺麗だ

ミサンガ
友達が居て、皆で笑いあえて
いろんな事、いろんな色が在るけれど

ユウえがお
それでも私たち、ひとつひとつ受け止める
受け止めて、ひとつひとつ大人になって行く

ひかりとかげ
光を背負い、影を抱いて歩いて行く少女たち。
「日常こそが本当の戦いだ」っていうのはありきたりですが、この作品としてはこれ以上ない終わりだったのではないでしょうか。
まあこのあと今までの顔芸総集編が挿入されて腹筋が総攻撃されたんですが。

しかし最後の最後、ストレングスもきちんと復活し、「少女たちの悩みが在る限り、ブラックロックシューターは戦い続けていく」エンドでちゃんとストレングスも救済されてました。




というわけで終わってしまいましたブラック★ロックシューター。
みなさんはこの作品、いかがだったでしょう?
自分は熱狂するほど面白い、素晴らしい作品だとはとても、大手を振って言えませんが、だからと言って「分けの解らない駄作」だなんて口が裂けても言いません。
むしろ8話でよくテーマを描ききったもんだと思います。
それがどんな作品であっても、「描きたかったテーマを描ききってちゃんと完結させる」っていうのは凄い事なんですよ。

しかし、一つの作品として素晴らしい物にしようというよりかは、少々「ブラックロックシューター」という元ネタに引きずられて仕舞ったような印象。
そもそも心の痛みと向き合う言うテーマ自体、ブラックロックシューターというキャラクターが産まれた経緯になぞらえた物ですし、ボカロ曲のほうまでふんだんにテーマに盛り込んでその世界観を表現しようとしたのは、意欲的だけど足かせで在ったと思います。

けれど自分はこの8話の間、楽しめていたと思います。
考察や感想を書く甲斐のある作品だったと思います。
巷では解りにくいっていう評判が大半なんですけど、この駄文が少しでも視聴の助けになれば幸いです。

それでは次回のノイタミナにも期待を込めて、この感想も完結です。
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テーマ:ブラック★ロックシューター - ジャンル:アニメ・コミック

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