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いつも心は少年時代
特撮やアニメについて、つらつらと独り言や感想を漏らすブログ。 感想は多分不定期じゃないかと。 管理人が覗いたりコメントを確認するのも不定期かと。
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平成ライダー雑記 仮面ライダークウガ③
じゃあ、見ててください。 俺の変身

あるてぃめっと

クウガと言えば、ストーリーが子供向けとは思えないほどハードでシビアなのが特徴です。
度重なる戦いの中で雄介は心も体も傷つき、怪人と、人間の心と立ち向かっていきます。

クウガは昭和ライダーに代表されるような、いわゆる「人工の改造人間」のラインからは微妙に外れています。
クウガに変身するためのベルトには「アマダム」という石が埋め込まれていて、これが神経に糸を張り巡らせ、肉体を強化して行く。
その浸食は雄介が力を求め、クウガが強くなるほどに進行し、雄介の身体を蝕んでいきます。
身体が異形になって行く影響は、クウガがやがて敵である怪人と近しくなっていくことを意味してもいるんですね。

力を求めれば赤い「マイティフォーム」へ、速さを求めれば青い「ドラゴンフォーム」、鋭敏さを求めれば緑の「ペガサスフォーム」、固さを求めれば紫の「タイタンフォーム」と、状況に応じてクウガは進化を遂げて行く、これはウルトラマンティガやブラックRXでも使われた手法ですが、後の平成ライダーのスタンダードとなって行きます。
しかし純粋に強くなり続けるクウガには、漆黒の第5の姿が存在しているのです。
それは中盤、電撃を纏う「ライジングフォーム」の姿を取って発現しますが、その力は凄まじく、半径3キロに及ぶ爆発を巻き起こす程の恐るべき胸囲へとクウガを変えて行きます。

対して敵となる怪人、グロンギの面々も後半に行くほど強力な顔ぶれが登場。
彼らの倫理観は人間とは違うらしく、人間を狩ることをまるでゲームのように楽しんで殺戮を繰り返す、歴代で見ても相当残虐な部類に入る敵と言えるでしょう。
そのグロンギの王「ダグバ」を表す古代文字がやがて、遺跡から発見されますが、その文字は「クウガ」を表す古代文字と酷似していました。
さらに解読により、クウガは第5の姿になることによって、「ダグバ」と同じ、戦うだけの生物兵器と化して行くことも。

後に雄介はグロンギの怪人との戦いによって、理不尽な怒りに対し自らも怒りをあらわにして戦った結果、一瞬だけ第5の姿の幻影を垣間見ます。
さらに強い力を求めた結果、クウガの身体は黒く染まり、雄介は身も心も消耗して行きます。
本当、この辺りの雄介は視覚的にも心情的にもすごく見ていて痛々しいんですよねー……。

ですが、そこまでしてもなお、最後の敵であるグロンギの王、「ダグバ」には歯が立ちません。
ダグバは今まで以上の殺戮と、圧倒的な蹂躙を行い、それほど残酷な所業を行ってなお、楽しそうに笑顔を浮かべます。
クウガが守ろうとしてきた人々の笑顔を奪い、自分だけの狂気的な笑顔のためだけに戦う。
人々の笑顔を守るために自分の笑顔を削って闘ってきた雄介に対して、ダグバは言い放ちます。
「もっと僕を笑顔にしてよ」と。
ある意味この台詞、クウガのラスボスとしてこれ以上無い程相応しい物なんだよなあ…。

そして訪れる最終決戦。
サブタイトルは「空我」
ここにきて今まで漢字二文字で貫かれてきたサブタイにこの当て字が来たのは鳥肌もんですよ。
ちなみにクウガのEDテーマは「青空になる」。このタイトルともかかってるんですよね。
これがまた雄介に似合う穏やかないい曲なのですねー。


今までお世話になった人たちに、別れともとれる覚悟を告げて、雄介はついに第5の姿、「黒いクウガ」へと変身します。
今まで共に闘ってきた、雄介の理解者であり戦友、親友ともいえる刑事、一条は最後の変身を見届ける前、「出来れば、こんな寄り道はさせたくなかった」「君には冒険だけをしていて欲しかった」と、珍しい心情を吐露します。
それでも雄介は笑って「一条さんと会えてよかった」と返し、そして続けます。
「じゃあ見ててください、俺の変身」と。
この台詞、2話のものと対比されているものであるのは間違いないんですが、それぞれのシーンでの一条との絆の重さ、雄介の心情を思うとまた染みるんですよー。
最初は決意のためにみせた言葉に、今度は信頼の温かみが含まれているんですね。

そしてクウガは冒頭にある画像のように、黒い身体の禍々しい姿へと変身します。
今までのクウガとは似つかない刺々しいフォルム、全身に走った血管のような模様。
しかし、その瞳だけは雄介の決意の象徴、赤々と雄々しいままの姿を保っていました。

個人的にはこの瞳の紅い姿だけを「アルティメットフォーム」と呼びたいんですよね。
公式では全身が黒い姿もそう呼ぶみたいですが。
ディケイドでユウスケの変身した黒いアルティメットはあれはあれで格好いいんですけどね、やっぱり雄介の赤目には重たい意味が有ると思うんですよ。

そして最終話一話前でようやく登場した最強形態の最終決戦はと言うと………なんと素手で殴り合い。
格好いい演出など無く、ただただ泥臭く雪中で血を吹き流しながら殴り合うだけ。
素晴らしいと思うんですよこの演出。怪人と戦うことなんて格好いいもんじゃないんだってね。
ただそれは暴力でしか無くて、殴ってる方も殴られてる方も痛いんだって言う。
このシーン、誰かのために戦うクウガが漆黒で、純粋に殺戮を楽しむダグバが純白の身体っていうのも皮肉的。

ついにはお互い変身が溶けて、生身の人間の殴り合いに。
その時、仮面が剥がれて現れた雄介の顔が……本当、見るに堪えない程の泣き顔なんですよ。
対するダグバ人間体の表情は口を斬り、吐血しながらも満面の笑顔。
凄まじいですよこの戦い。ぜひ一見して戴きたいシーンです。
間違いなく特撮史に残る描写です。

だぐば
kg48-5.jpg



そして、最終話。
最終話一話前に「空我」を使って、遺された最後のタイトルは「雄介」
一話まるまる日常のエピローグに使い、それぞれの人々が雄介の事を語りあう。
そして雄介は……。

今見ると映像的につらい所もありますが、ドラマは平成ライダーの中でも一級品。
もし興味があったらぜひ一見して戴きたい作品ですね。

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平成ライダー雑記 仮面ライダークウガ②
だから見ててください、俺の―――変身ッ!!

ごだい




「クウガ」で一番有名な台詞と言えばこれでしょう。
初めてマイティフォームが登場する第2話「変身」で、主人公、五代 雄介が言い放つ台詞です。
最初に登場したクウガは「グローイングフォーム」っていうまっ白ないかにも弱そうな姿で、この話で初めて登場する赤い「マイティフォーム」が本来の戦うクウガの姿なわけなんですが。

ぐろいん
まいてぃ


このシーン、燃え盛る教会の中で怪人に立ち向かう直前のもの。
この後、雄介は敵怪人を殴り飛ばしながら徐々に戦士「クウガ」へと変わって行きます。
このシーンの臨場感は凄まじい物が有るんですが、それというのもここ、CGとかじゃなくてマジで教会のセット丸ごと焼きつくして撮影したそうな。
おかげでクウガは2話にして予算不足と苦しみながら戦って行くことに……

さてこのシーンの台詞、実は前に続く台詞が有って、それが
「もうこれ以上!誰かの涙を見たく無いんです!」というもの。

このシーンの前、雄介はクウガに変身する力を得ながらも、最初は単なる一般人として戦うことに迷っていました。
なんせ雄介は訓練された戦士とか警察官とかじゃなく、単なる放浪青年なわけで。
いくらヒーローの身体が有ったって戦いたいわけじゃないし、それに雄介は優しい青年で、拳を固めて人を殴るのが大嫌いなんですよ。
たとえそれが怪人であっても、雄介は暴力で解決するのは好めないんです。

しかし、その後雄介が遭遇したのは、怪人に襲われた人のお通夜でした。
悲しむ遺族の涙を視て、雄介は苛立たしげに拳を壁に叩きつけるんですよ。
暴力が嫌いな雄介が、初めて衝動的に身体を動かしてしまうシーンなんですよね。

そして戦闘シーン、雄介に「一般人はひっこんでいろ」とばかりに言い放つ刑事、一条に対して雄介は上記の台詞を言い放ちます。
誰かの涙を視るくらいなら、自分の拳を痛めて戦ってみせると。
「見ててください」は、雄介ならではの覚悟の一文なわけです。

クウガのテーマの一つに「笑顔」があって、作中で「笑顔」はとにかく重要なキーワードになっていくんです。
雄介は人々の笑顔を守るために、殺戮を楽しむ怪人たちの笑顔を奪い、そして拳を振るう自分自身の笑顔を削っていく。
そういう覚悟を雄介はこの瞬間に決めたのです。

そしてこの戦士としての初戦闘の後、クウガは多くの怪人と戦って行くことになります。
その怪人たちは残酷な殺戮者とはいえ、元々は人間の体を持つ存在。
クウガの戦いは人々を守るためといっても、自分と同じ「変身する人間」を倒していく、雄介にとって過酷な物となっていきます。
この感じ、自分と同じ改造人間を倒さなきゃいけない昭和の仮面ライダーをきちんと受け継いでるんだよね。
こういう苦悩は後年の「龍騎」「ファイズ」「キバ」なんかでも触れられていきますが。


最終決戦直前、雄介は再び「見ててください、俺の変身」という台詞を言うことになります。
そこに至るまでの葛藤、背景、そして決意を思うと、もう涙なしでは見られませんな。
そのあたりはまた次の雑記にでも。

平成ライダー雑記 仮面ライダークウガ①
――A New Hero. A New Legend.――

 
2000年から2001年。
20世紀から21世紀への変わり目に放送された、ライダー史の新しい始まりの1作。
それが「仮面ライダークウガ」でした。


初代~ストロンガー、スカイ&スーパー1、BLACK&RXに続く第四期目のライダー番組枠。
「A New Hero. A New Legend.」を謳い文句にし、その言葉通りに仮面ライダーシリーズ復活の狼煙を盛大に炊き上げ、今尚続く平成ライダーブームの起点となった「クウガ」は、昭和と平成でカテゴリー分けされる仮面ライダーシリーズにおいて「平成シリーズのファーストライダー」という立ち位置の扱いを受け、ある意味特別なライダーとして認識されています。

現在の平成ライダーのおおまかな方向性を位置づけたクウガは、10周年記念番組である「ディケイド」でも特別にレギュラーとしての扱いをうけ、わざわざ劇場版で新フォームをもらっちゃうほどの人気を誇っています。


さて、その仮面ライダークウガ放送当時、自分は小坊から中坊へと変わろうとしていました。
そのころからヒーロー、ロボット大好き少年とはいえ、クウガの放送決定が一般のニュース番組ですら特報された時、自分が抱いた感想はと言うと

(なんでいまさら仮面ライダー……?)

でした。

かつて仮面ライダーブラックRXが放送終了してからというもの、仮面ライダーシリーズは「真」「ZO」「J」という、劇場限定の企画だけで進行していました。
仮面ライダー直撃世代のお父さん方なら、自分の子供をダシにして(もとい一緒に)映画館に足を運ぶこともあったかもしれませんが、映画館の無い田舎のがきんちょにとって、仮面ライダーなんてそれほど古臭い物だったのです。


くうが1



(しかもこのライダーなんか赤い……バッタじゃないし、第一単純にダサい)

当時自分にとって最強の特撮と言えば「ブルースワット」。
リアルでシビアなビジュアルと展開に(金色のアレはともかく)シビれまくっていた自分が抱いた第一印象が失礼極まりなくっても無理はないです。

ぶるすわ


っていうかそのブルースワットですら大分前の作品で記憶に薄く、もう自分の中では「なんとかレンジャーとか子供の視るもんだしダセエ」と、無事に特オタの輪廻から脱出できるまともな思考を持ってはいたのです。

でも日曜朝はのんびり過ごすのが基本の自分。
結局暇を持て余していたこともあり、「冷やかし程度になら見てみようかなぁ」と、記念すべきクウガの放送日当日、自分は両親が居るのも気にせずテレビのチャンネルを回したのです。


いや、もう衝撃に次ぐ衝撃。
眠ってた「男の子魂」を再燃させるだけのものがそこにはありました。



そして自分はそれより長きにわたる特オタ人生の坂を、緩やかに転がり落ちて行くことになったのです……。

テーマ:どうでもいいこと。 - ジャンル:日記